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斜里町国保病院を考える:現在進行中の問題(1)では実際にどのような問題が起こっているのか。
具体的に挙げてみる前に、ひとつ。
私が町長を失脚させるためにこのブログを書いているのでは?という声があります。
そういう意見も当然出てくるだろうなあ、と重々承知の上で書いているので、あまり驚きませんでしたが、私は町長を擁護するつもりもない、けれど、何が何でも町長に退陣してもらわにゃ、とも、さらさら思いません。「中立」というのとも違う。
正直、町長がこのまま残ろうが、リコールされようが、\"どっちでもいい\"です(ミもフタもない言い方ですが・・・・) 町と病院の間の問題が解決されるなら、どっちでもいい。
町長の退陣しか解決はない!という人もいれば、何とか町政を混乱させないで問題を収めたい!という人もいます。町長がリコールされ(町議会も再選挙され?)ることで、町政が一新して病院問題が収まるのなら、それで良いと私は思うし、町長がリコールされなくても病院問題の解決を図る手があるなら、それでオッケーだと私は思います。
とにもかくにも、決めるのは町民の方々ですし。
一方、これを機に次期町長の座を狙っている?人の噂も聞きました。このチャンスに現町長を叩けば、そりゃ次のポストは狙いやすいでしょう。でも、病院問題をそんな個人目的で利用されては、病院も町民もいい迷惑です。
私が町の批判を書くのは、ただひたすら「病院問題を解決したい」からであって、「誰かさんを次期町長にする」ために利用されるのは迷惑だ。
とはいえ、町の人々も私も、町政批判の中にはそういう人がいろいろ含まれていることを視野に入れて注意しなければと思うので、私のブログについても「町長を失脚させるためでは?」とちゃんと疑いの目を持つ人がいるのは、かえって安心できる出来事です。
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ところで、具体的に病院と町の間で何が問題だったのか、私ももう少し調べてみました。
町政の情報が含まれているので、何月何日にどんな書類が&病院と町の間にどんな会話が・・までの記録は開示できないそうですが、これも町民の方がその気になれば、開示請求ができます。
私が話を聞いて思うに、問題点はいたってシンプルです。
「病院が悲鳴を挙げても、町は聞かなかった/何もしなかった」という核の周りを「町の対応のマズさ」がグルグルと幾重にも取り巻いている、ただそれだけです。要は、単に町がナシノツブテ、ノレンニウデオシだったという話です。病院の施設が何か不備だったわけでも、町民が何か悪かったわけでも全然ない。でも、何年も続くこの状況に、ついに病院側が絶望してしまった。
病院が町に対して何度も何度も何度もお願いしてきた内容は、以下のようなものです。これは、町長や副町長が出席している会合で、直接町長に要請してきたものなので、町長の耳まで届かなかったということはない。会合で直接要請するほか、野津先生が文書を出しています。
1)早急に医者を補充してほしい(医師の業務がパンク状態で、その弊害が町民にはねかえりつつある)
2)民営化の時期を明確にしてほしい(民営化となれば、町職員である病院職員全員は解雇となるので、どうするのか早く知らせてほしい)
3)福祉との連携がとれるようにしてほしい(隣にぽると21(町の直営)があるのに、てんでバラバラ)
4)町が役場に引き揚げた事務員を、約束通り返してほしい(病院事務も欠員のまま放置されている)
5)清里町からの救急受け入れについて、清里町と連携をとってほしい(清里の救急医療の一部を、斜里町民の税金でまかなっている状態なので)
1)の医師補充の要請は、ここで何度も書いてきたようなことです。
かつて4人いた常勤内科医が3人に減ってしまったいきさつは、私はよく知りません。
3年前、小宮山医師が辞めてしまった理由は、やはり町にすごく腹を立てたからだと、私は聞いています。前町長の時代の話ですが。小宮山先生という人は(私は直接知りませんが)、斜里町にずっと住みたいと言ってこちらに別荘まで購入していたのに、九州へ帰ってしまった。大変熱心な先生で、斜里町の予防接種に力を入れようとしていたが、町がなしのつぶてだったと聞きました。予防接種だけで辞めるとは考えられないので、他にもいろいろあったのかと想像します。
この頃というのは、石村院長が着任する以前には7億円あった一般会計からの持ち出しを、病院が努力して4億円にまで下げ、月々の黒字が出せるようになってきた所に、前町長が「民営化しては・・」と言い出した頃にも一致します。「病院努力で7億円の赤字を4億円までに引き下げたのに、その努力を認めるどころか、残りの赤字4億円を理由に民営化を言い出すとは・・」と、院長先生は今でも大変お怒りです。
かくして小宮山先生の後任に新しい先生が来たものの2か月そこそこで辞め(これはその先生の個人的な理由であったと聞いています)、3人の常勤医は2人に減りました。ここでも町に「医師補充(医師探し)」の要請を何度もするのですが、結局町は動かないまま、2人だけで同じ体制の内科診療を引き続き行うことになりました。斜里町の医療を縮小させるわけにいかない、と、2人残った先生が頑張ってしまったんだな。しかし2人だけで「100人の外来」「70人の入院」「ほぼ毎日来る救急車」「内視鏡検査やドック」を全部できるわけがないので、急きょ、私を含め、非常勤の先生方が呼び集められました。
と、ここまでは今まで書いてきた通りです。
現町長の時代になってからは、本年11月で見田先生の任期が切れることがわかっていたはずなのですが、本年4月の時点で、町は医師探しにはまったく動いていなかった。
6月時点でもまったく医師探しをしていなかった。それで、「このままでは間に合わない」と病院が危機を感じて、患者受け入れの制限に動き出したのが、6/21のチラシだったという流れです。
現在、確かに町長や事務長は毎日のように忙しく本州や旭川や札幌やあちこちに医師派遣のお願いに飛び回っていますが、それは病院のチラシ&野津先生の辞表が出て以降の出来事です。
「町は何もしていない」と町に言うと、「何もしていないことはない、医学生&研修医への修学資金貸し付け制度を決定した」との返答が来るそうですが、でもそれじゃあ、見田先生の任期切れには間に合わないんだ。
長くなってしまったので、続きはまた明日。
http://blog.goo.ne.jp/reitsugamine/e/0755e5f249d884e97c88fe7ef88da8ec